超長期投資は本当に安全?必ず想定しておきたい不確実性とその対処について

こんにちわ、ネオ(@InvestNeo)です

投資信託や株式投資などで、長期的に資産運用を始めている方も多いのではないでしょうか

そこで、今回は長期投資で把握しておきたい不確実性について、分かりやすくまとめました

悩める太郎

・超長期投資ではどんなことを考えるべき?
・どんな不確実性が発生する?
・どのように資産運用していくべき?

こんなお悩みを解決します


本記事の内容
 ・超長期投資において考えるべきこと
 ・長期投資における不確実性 3つ
 ・不確実性に対する対処
 ・まとめ

本記事では、超長期投資における不確実性とそれに対する対処が気になる方向けに、まとめてみました

これらの内容を詳しく知りたい方は、最後までじっくり読んでみてください

Contents

超長期投資において考えるべきこと

最近はコロナ禍で、世界中の中央銀行は大量のマネーを刷って市場に供給しており、その結果、金余りとなり、世界的に株価が高騰しています


新たに投資を始めた人も多く、過去の実績から株式投資にひたすら永遠に投資し続ければいいと主張する人も多くいます


確かに、S&P500指数は平均9.3%のリターンを出しています


しかし、それは今後も続くのでしょうか?


残念ながら、今後の世界経済は今までの延長上に無い可能性が高いです


理由は、今後 3つの加速度的な変化” が “複合して起こる” からです


現在、20代や30代の方は、長い場合には50年程度資産運用していくことになるでしょう

今回は、今後50年以内に起こりうる、今までの延長線上にないものを想定して考えてみます

超長期投資における不確実性3つ

不確実性1:テクノロジーが加速度的に進化すること

テクノロジーの進歩が止まりません

テクノロジーは、今後も加速度的に進歩していくことが予測されています


今後のテクノロジーのビッグキーワードである「AI」「5G」「IOT」「量子コンピューター」は、進化が加速するだけでなく、それぞれのテクノロジーが組み合わさって融合していきます

現在も問題となり始めていますが、生活が劇的に便利になる一方で、一部の企業に利益が集中する傾向は今後ますます強くなっていくと思います

今後、政府の規制や法律がどこまで入るか注目が必要です


また、こうした先端テクノロジーは悪用されることも充分に想定されます

現時点の技術レベルでも、大量のドローンにAIの画像認識と武器をつければ完全に、ターミネーターで描かれた終末期の世界に突入してしまいます

また、現在の暗号技術も量子コンピューターが実用化されると全て無力化される可能性もあります

低予算でも強力な武器を作り出せるため、国の軍事的なバランスも大きく変わる可能性があります


テクノロジーの進歩と、その悪用、それに対する防御は常にイタチごっこですが、どちらかのバランスが崩れて、非常に不安定な世の中に陥るリスクも想定しておいた方がいいでしょう

不確実性2:温暖化の進行が加速度的に進むこと

ニュースでも既に現実のものとなっていますが、温暖化による被害が年々増加しています


地球の環境は、本当に絶妙なバランスの上で、奇跡的に安定な平衡状態を保っています

ある程度までは復元力が働き元に戻りますが、ある一定の閾値を超えると加速度的に温暖化が進むと言われています

例えば、以下は一例ですが、温暖化が進むとさらに温暖化を加速するようなループに陥るのです

  • 温暖化が進むことで乾燥して森林火災が発生し、さらに二酸化炭素が発生し、温暖化を促進 
  • 温暖化が進むことで、永久凍土が溶け、地中からより温室効果の高いメタンが排出され、さらに温暖化を促進  
  • 温暖化が進むことで、南極の氷が溶け、太陽光を反射しなくなり海中により熱が吸収され、さらに温暖化を促進 

この温暖化が暴走するシナリオは、「ホットハウス・アース」とも呼ばれています

現在の世界平均気温がわずか「2℃」上がると、その状態になる可能性が高いと言われており、恐ろしい話ではありますが、割と現実味を帯びてきています


最近、やっとSDGsが注目されていますが、これでは全く温室効果ガス削減目標に届かないため、さらに強力な措置を考えざるを得ない時期が必ずくるでしょう


際限なく経済成長を求め、資源を使い尽くす資本主義が見直される日が、いづれ来るかもしれません
それに伴って人の価値観も大きく修正を迫られるでしょう


今後は、量ではなく質を追い求める定常経済や幸福を追求する共感型の社会に転換されると言われています

不確実性3:加速度的に進んでいた世界人口増加が初めて止まること

これまで人類の有史以来、加速度的に増えてきた世界人口は、ついにピークアウトが見えてきました


現在、世界人口は約77億人ですが、2064年にピークの約97億人に達した後は緩やかに減少し、2100年に向けて88億人に減ると予測されています


特に先進国での人口の減りが激しく、日本やタイ、イタリア、スペインを含む23ヵ国以上で50%以上人口が減ると言われています


経済発展はその国の人口に大きく依存するので、世界経済は今とは大きく異なる形になるでしょう

また、先進国を中心に高齢化が進行し、まさに人類が初めて経験するフェーズに入ります

不確実性に対する対処

以上の3つの不確実性「テクノロジーの進化」、「温暖化の進行」、「世界人口のピークアウト」はそれぞれ密接に関係しています

それぞれのパラメータがどのタイミングでどのくらいになるかで、全く未来のシナリオが異なってきます

これは、誰にも予想することはできません


こうした不確実性に備えるには、とにかく「変化にすぐに適応していく」必要があります


そのためにやるべきことは1つ

資産を1つにまとめないことです


資産運用を1つに集中するのではなく、とにかく分散させましょう

  • 投資手法(FX、株式、投資信託など)
  • 通貨(米ドル、日本円など)
  • 銘柄
  • 地域(先進国、新興国など)
  • 時間

例えば、投資信託で全世界株式に投資していても、日本円で持っていては分散していることにならない点に注意してください


また、フルインベストメントは避けて一定の現金を常に持っておくことをオススメします

まとめ

今回は長期投資で把握しておきたい不確実性についてお話ししてきました

超長期運用を成功させるためにも、分散を心がけつつ、色々な資産運用方法にトライしていきましょう

本記事の内容をまとめます

 
本記事の内容
 ・超長期投資において考えるべきこと
 ・長期投資における不確実性 3つ
   不確実性1:テクノロジーが加速度的に進化すること
   不確実性2:温暖化の進行が加速度的に進むこと
   不確実性3:加速度的に進んでいた世界人口増加が止まること
 ・不確実性に対する対処
 ・まとめ

今回は以上です。



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