こんにちわ、ネオ(@InvestNeo)です
こんなお悩みを解決します
・米ドル円の長期チャート
・設定1:平常時のレンジ付近で、数円幅に買い注文を仕掛ける
・設定2:異常時には、一旦待って、状況を分析する
・設定3:異常時の上昇局面で臨時的な買い注文を仕掛け、値動きを追従する
今回は、トラリピで安全に長期運用をするための基本設定について書きました
私は、トラリピを次のように捉えて安全に長期運用していくことを考えています
少額決済機能付き外貨預金
まだ、戦略編の記事をご覧になっていない方は、まずそちらに目を通してくださいね
これを実現するために、私がお勧めする設定は以下の3つです
- 平常時のレンジ付近で、数円幅に買い注文を仕掛ける
- 異常時には、一旦待って、状況を分析する
- 異常時の上昇局面で臨時的な買い注文を仕掛け、値動きを追従する
それでは、順番に見て行きましょう
Contents
米ドル円の長期チャート
設定の説明に入る前に、まず米ドル円の長期チャートを分析しましょう
こちらが米ドル円の約25年間のチャートになります
過去のいろいろなビックイベントに反応しながら、最高値75.5円、最安値147.7円の範囲で為替レートが上昇と下降を繰り返しているのがわかります
この範囲に、買い注文を仕掛ければいいのですが、範囲が広すぎて莫大な資金が必要になってしまいます
そのため、範囲を絞って効率的に投資し、資金の増加に合わせてレンジを広げるというメリハリをつけた設定を行います
よく見ると101円と114円の領域で、何度か反発を繰り返しているのがわかると思います
過去25年で反発を繰り返しているところは、今後も同様に反発し続ける傾向にありますので、この白い領域を“平常時のレンジ”と呼ぶことにします
平常時のレンジの上のオレンジの領域と、下の青の領域を異常時のレンジと呼びます
設定1:平常時のレンジ付近で、数円幅に買い注文を仕掛ける
平常時のレンジ付近で、数円幅に買い注文を仕掛けます
さらに効率的に投資するために、日銀が3ヶ月ごとに発表している短観(全国企業短期経済観測調査)の直近の想定為替レートを中心とする数円の幅に範囲に買い注文を仕掛けます
2019年度:108.67円/ドル
2020年度:107.98円/ドル
多くの企業や投資家がこの想定為替レートを意識するので、想定為替レートを中心としたレンジが形成されやすいです
ただし、想定為替レートは景気動向によってちょっとずつ推移していくので、資金追加や確定した利益を使って新規に追加注文するときに、平常時のレンジの範囲内で、買い注文の密度や範囲を微調整していきます
現時点(2020年6月)では、私は108円を中心とするプラスマイナス3円の幅、つまり105円〜111円の赤い領域に買い注文を設定しています
設定2:異常時には、一旦待って、状況を分析する
大きなニュースなどイベントが発生して、レンジアウトし、異常時のレンジに突入したら、一旦しばらく様子を見ます
それほど大きなイベントでなければ、すぐに平常時のレンジ内に戻ってくる場合が多いでしょう
異常時のレンジにおいては、それぞれ以下の状態になっています
- 異常時のレンジ (オレンジの領域)
ポジションが0の状態 - 異常時のレンジ (青の領域)
全てのポジションが含み損の状態
オレンジの領域に突入した場合は、ポジションを持つにはドルが高すぎるので、一旦トラリピは休止します
仮にポジションを持っても、今後ほとんどの期間含み損となってあまり利益に寄与しないポジションとなってしまうでしょう
青の領域に突入した場合は、レンジアウトした段階で守りに入ります
レンジアウト後も定期的な資金追加を維持して、ロスカットレートを引き下げていきます
この時に追加した資金は、いづれ危機が収束し、平常時のレンジに戻った時に攻めの資金として、新規注文に使えるので、攻撃的防御といったイメージです
レンジアウトした期間は、FXから外貨預金に切り替わったと捉えて平常時のレンジへの復帰を待ちます
FXは通常の外貨預金と比べて、手数料が格段に安いですし、レバレッジの分だけ、格段に利回りはいいので、気長に上昇局面がくるのを待ちます
設定3:異常時の上昇局面で臨時的な買い注文を仕掛け、値動きを追従する
危機が去って底打ちして、上昇局面に転じたら、余裕資金で新規に臨時的なポジションを持ち利益を積み重ねます
注文した買いのレンジを上抜けたら、再度上のレンジで新規注文をし直すことを繰り返し、平常時のレンジまで値動きを追従していきます
このポジションは、最終的には適正レンジ内の注文として吸収させます
まとめ
安全に長期運用するには、以下の設定がお勧め
- 平常時のレンジ付近で、数円幅に買い注文を仕掛ける
- 異常時には、一旦待って、状況を分析する
- 異常時の上昇局面で臨時的な買い注文を仕掛け、値動きを追従する
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