こんにちわ、ネオ(@InvestNeo)です
FXの自動売買ツールであるトラリピを使って既に資産運用をされている方も多いと思います
リスク対策について、気になる方も多いのではないでしょうか
今回はトラリピの最大のリスクとそれに対するリスク管理の方法について簡潔にまとめてみました
こんなお悩みを解決します
・トラリピの最大のリスクとは
・トラリピのリスク管理方法5つ
・リスク管理の実践方法
資産運用をする上で、切っても切りはなせないのがリスクですが、常に不安が付き纏いますよね
本記事では、私の運用経験を踏まえ、リスク管理の具体的な方法5つとその実践方法について解説します
リスク管理を徹底したいという方は、最後までじっくり読んでみてください
Contents
トラリピの最大のリスクとは?
トラリピの最大のリスクはなんといってもロスカットでしょう
ロスカットは、FXの証拠金を担保に取引を行う仕組み上、避けることができません
むしろこの仕組みを使うからこそ、資金効率を高めて資産運用することができるのです
「リスクを取らない限り、リターンは得られない」
投資の大原則ですね
だからこそ、リスクを正しく認識し、適切にリスク管理をすることで最悪の事態を避けることが重要であり、結果として大きなリターンが得られるようになります
トラリピのリスク管理方法5つ
そこで、トラリピのリスク管理方法を5つご紹介します
リスク管理を実践するタイミングとその重要度に関しても記載しているので参考にしてください
リスク管理方法1:余裕資金で運用する
本リスク管理を実践するタイミング:運用期間中常時
本リスク管理の重要度:★★★★★
これは投資の大原則になります
トラリピに限らず、株式や投資信託など、あらゆる投資をする上での基本になります
資産に余裕があれば、予期してなかった事態が発生しても、一時的に運用資金を追加することで、ロスカットを回避することが可能となります
リスク管理方法2:安全な運用条件にする
本リスク管理を実践するタイミング:運用開始時
本リスク管理の重要度:★★★★☆
安全な運用条件にすることで、急落が起こった場合の被害を少なくすることができます
ただし、いったんトラリピの運用を開始すると、多数のポジションを保有することになり、なかなか条件変更するのは難しくなりますので、“運用を始める前に”慎重に設定する必要があります
主要通貨での運用にする
以下の理由から、取引量の多い主要通貨で、かつドルストレート[1]ドルストレート:米ドルと別の通貨を組み合わせた取引での運用をお勧めします
- 急落の際に、今後どうなるかを判断するための情報量が豊富
- 短期間でも急激な相場変動が起こりにくく、仮に起こった場合においても急落が若干緩やかになり対処のための時間が稼げる
おすすめの通貨ペア:米ドル円、ユーロドル
1つの通貨での運用にする
為替の世界では、複数の通貨で運用をしても、通貨同士で動きが似通っているので、リスク分散効果は得られません
例えば、資産運用でいうところの、株と債券のような関係性は得られません
複数通貨で運用した場合には、ロスカットラインがわかりづらくなるデメリットの方が大きいでしょう
1つの通貨での運用に限定することで、ロスカットラインを明確化することができます
買い注文のみの運用にする
買い注文のみの設定とすることで、ロスカットラインを1つにすることができ、管理が容易になります
買い注文と売り注文を同時に設定する「ハーフ&ハーフ運用」をすると、資金効率は良くなりまが、ロスカットが上下に2つできてしまうため、長期運用する上でかなりリスクが上がってしまいます
リスク管理方法3:ロスカットレートを過去最安値以下に設定する
本リスク管理を実践するタイミング:運用期間中常時 または 運用資金増加後
本リスク管理の重要度:★★★★★
ロスカットレートを、運用している通貨の過去最安値以下(売り注文の場合は、過去最高値以上)に設定することで、ロスカットそのものの可能性を減らすことができます
現時点では、多くの通貨において最大の下げはリーマンショックの時点になると思います
ドル円を買い注文で運用する方は、以下のレートですね
ドル円 過去最安値: 75.54円/ドル (2011年10月31日)
ただし、今後リーマンショック以上の事態が起こらないとも限らないので、運用していく中で、資産の増加率とのバランスを見ながら、ロスカットレートを過去最安値以上に徐々に引き下げていくのがよいでしょう
具体的には、運用資金を追加するか、仕掛ける発注量(発注金額とトラップ本数のいづれか)を抑えていくことで、ロスカットレートを下げることができます
ただし、いざロスカットレートを下げようと思った時に、運用資金が大きくなるほど追加資金が多く必要となるので注意が必要です
例えば、ロスカットレートを10円下げるのに必要な追加資金は、100万円を運用している場合と1000万円を運用している場合では、10倍違います
そのため、運用資金が大きくなるほど、予めロスカットレートを下げておくことの重要性が
高まります
リスク管理方法4:最悪の状況を定期的にシミュレーションしておく
本リスク管理を実践するタイミング:運用期間中常時
本リスク管理の重要度:★★★★☆
最新のニュースに気を配りつつ、起こりうる最悪の状況を定期的にシミュレーションしておくことで、暴落が起きてもパニックになることを防ぎ、心理的な余裕を作れます
具体的には、トラリピ運用試算表で以下のようなことを常に把握しておきます
- どのくらいの為替レートになったら証拠金維持率が何%になるか
- いくら運用資金を追加することで、どのくらいロスカットレートを下げられるか
リスク管理方法5:投資元本を徐々に抜く
本リスク管理を実践するタイミング:運用資金がある程度増えてから
本リスク管理の重要度:★★★★☆
投資元本を抜くことで、万が一ロスカットになってしまっても投資元本以上を失わないようにすることができます
これは、日々の運用の際にも、心理的余裕にもつながるでしょう
ただし、当然の事ながら、投資元本を一度に抜きすぎると、運用資金がへり、ロスカットレートが上がる方向に動いてしまいます
そのため、こちらの方法はある程度運用資金が増えてから、ロスカットレートを過去最安値以下に維持しつつ、増えた利益の数%ずつ元本を長期的に抜いていくことになります
リスク管理の実践方法
5つのリスク管理方法を運用フェーズや状況に応じて組み合わせる
以上の5つのリスク管理の方法を、自分の運用フェーズや状況に応じて組み合わせることが重要です
私の現時点のリスク管理
私の場合は、リスク管理方法の1、2、4は既に実践中ですが、3、5はもう少し運用資金が増えてから実施することを考えてます
ドル円で運用していることもあり、数ヶ月以内のうちに80円/ドル台まで急落する確率は極めて低いこともあり、ロスカットレートは過去最安値より少し上の80円〜85円付近になるように発注量を調整しています
運用資金が大きく育ったら、ロスカットレートをどんどん引き下げ、最終的に元本を少しづつ引き抜いていく計画です
そして、最終的には元本を全て引き抜き、かつロスカットレートをかなり引き下げた状態で毎月数十万円を安定して得られるようなマネーマシンに育てていく計画です
まとめ
今回はトラリピの最大のリスクとそれに対するリスク管理方法についてお話ししてきました
本記事の内容をまとめます
・リスク管理の方法5つ
リスク管理方法1:余裕資金で運用する
リスク管理方法2:安全な運用条件にする
リスク管理方法3:ロスカットレートを過去最安値以下に設定する
リスク管理方法4:最悪の状況を定期的にシミュレーションしておく
リスク管理方法5:投資元本を徐々に抜く
・資産運用フェーズや状況に応じてリスク管理を組み合わせることが重要
リスクを正しく認識し、適切にリスク管理をすることで大きなリターンにつなげましょう
今回は以上です。
トラリピ はマネースクエア社の自動売買ツールですFXに興味がある方やこれから始める方は、自動売買から初めてみることをお勧めします
私は、今後もこのツールを使用して、試行錯誤しながら長期に渡って資産運用していくことを
考えています
私のトラリピ 運用戦略や設定はこちらの記事を参考にしてくださいね
また、直近の運用実績を元に今後の運用をシミュレーションした記事も参考にしてください
トラリピのブログ記事一覧になります
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References
↑1 | ドルストレート:米ドルと別の通貨を組み合わせた取引 |
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トラリピってどんなリスクがあるの?
リスク管理は具体的にどうしたらいい?